新型コロナワクチン接種完了率が人口比31.1%に

(ボリビア)

リマ発

2021年10月22日

ボリビア保健スポーツ省(MSyD)は10月19日のプレスリリースで、新型コロナウイルスのワクチン総接種回数が728万1,283回に達したと発表した。9月発表時(2021年9月14日記事参照)より内訳を細分化しており、1回目接種者が352万3,229人、2回目が276万7,546人、さらに18歳以上の基礎疾患患者7万6,112人が3回目の接種を受けたとしている。このほかにも、1回接種で完了する米国のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のワクチンが91万4,396人に接種されたという。汎米保健機構(PAHO)が発表しているボリビアの人口(1,183万2,936人)を基に2回目接種者数とJ&J製の接種者数を合わせた数を計算すると、接種完了率は31.1%となる。

また、MSyD傘下の国家保健情報システム疫学監視網(SNIS-VE)によると、2021年第41週(10月第3週)までの累計感染者数は50万6,477人、累計死者数は1万8,832人に上る。地域別では、東部サンタクルス県が累計感染者数17万6,615人(構成比34.9%)、累計死者数7,489人(39.8%)とも最も多く、次いでラパス県が累計感染者数10万3,663人(20.5%)、累計死者数2,708人(14.4%)となっている。

(設楽隆裕)

(ボリビア)

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