ワクチン接種率は24.9%に到達、感染者数・死者数とも減少傾向に

(ボリビア)

リマ発

2021年09月14日

ボリビア保健スポーツ省(MSyD)は9月9日の同省プレスリリースで、同国における新型コロナウイルスのワクチン接種者数が624万3,449人に上ると発表した。1回目のワクチン接種者数は330万87人、2回目の接種者数は294万3,362人。汎米保健機構(PAHO)によると、2回目の接種を終えた人は同国対象者(18歳以上)の24.9%に達しているという。現在の累計感染者数は49万4,293人(回復率89.78%)、累計死者数は1万8,558人(死亡率3.75%)に上っているが、同国においては既に感染第3波が減少傾向にある。地域別の累計感染者数では、最大人口を誇るサンタクルス県が17万1,788人と最も多く全体の34.8%を占めており、次いでラパス県が10万1,317人と20.5%を占めている(その他の県は添付資料表参照)。

現在、ボリビア政府が購入契約済みのワクチン数は1,800万回分に上っている。また、公平供給を目指す国際枠組み「COVAXファシリティー」経由でも、既に158万2,650回分(アストラゼネカ、ファイザー、ジョンソン・エンド・ジョンソン)が到着している。PAHOによると、ボリビアに供給されているワクチンの製造元別の割合は、中国シノファーム製が全体の54%、ロシア製スプートニクVが23%、米国ジョンソン・エンド・ジョンソン製が13%、英国アストラゼネカ製が6%、米国ファイザー製が3%となっている。

(設楽隆裕)

(ボリビア)

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