新型コロナワクチン未接種者に対する公的機関訪問を制限へ
(エジプト)
カイロ発
2021年10月29日
エジプト政府は10月19日、同国の政府機関を訪問する際は、ワクチン接種証明またはPCR検査陰性証明の提示が必要となることを官報で公表した。同発令は、対象機関の職員は11月15日から、一般の訪問者については12月1日から適用される予定だ。
在エジプト日本大使館によると、10月25日時点で、対象機関はいわゆる官公庁だけでなく、公立の教育機関、政府系機関も含まれる模様で、一般市民や外国人の利用する内務省の在留許可・再入国ビザ申請の窓口や市民登録の窓口(エジプト政府発行の婚姻、出生証明などの発行)、司法省法務局(婚姻などの手続き)、郵便局も含まれる。
ワクチン接種記録の確認に際しては、保健・人口省の接種記録(Vaccine follow-up card)、ワクチン接種証明(Vaccine certificate)、今後発表予定のワクチン接種証明表示アプリのいずれかが必要となる。今のところ、初回接種のみでも問題なく、接種後に必要な経過期間については明示されていない。ワクチン接種を受けていない場合は、入場に際して検体採取後3日間を経過していないPCR検査陰性証明の提示が必要となる。
なお、本措置はエジプトにおける新型コロナウイルス感染拡大の状況によって、強化または緩和されることが想定される。エジプト渡航前に日本大使館ウェブサイトなどでエジプトにおける新型コロナウイルス関連情報、エジプトにおける新型コロナウイルスワクチン接種の状況
などの最新の状況を確認することが推奨される。
(福山豊和)
(エジプト)
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