吉林省、中国北方地域の水素バレーを目指す

(中国)

大連発

2021年10月06日

中国の吉林省長春市で9月23日から開催された第13回中国北東アジア博覧会で、国家電力投資集団(SPIC)傘下の吉林電力が水素燃料電池(FC)バス7台の試乗体験を実施した。

9月26日付の「中国貿易新聞網」によると、試乗体験が行われたFCバスは、車体が全長11メートル、8本の高圧水素タンクを搭載、46人乗りで、650キロまで走行が可能という。また、車体後部に自社開発の定格出力88キロワット(kW)のFCスタックを搭載、氷点下30度の環境でも走行できる(9月24日付「中国吉林網」)。

吉林省では2019年から白城市と長春市を中心に、水素エネルギーの発展について総合的なアクションプランを策定している。白城市は吉林省の西北部に位置し(添付資料図参照)、太陽光や風力など再生可能エネルギーが豊富だ。

白城市政府は、2019年5月に公表された「白城市新エネルギーおよび水素エネルギー産業の発展計画」に基づき、太陽光発電と風力発電による電解水素製造を中心に、水素の製造・貯蔵・輸送・利用の産業チェーンの形成、「中国北方水素バレー」の創出を目指すとしている。

今後は、白城市から長春市までの高速道路での水素ステーション設置、都市間FCバスの専用道路開設、水素エネルギー車両の実証、運営を計画する。また、吉林省の「白城~長春水素コリドー」を作り上げ、2035年までに年間10万台の水素燃料自動車生産を目指す。

(李莉)

(中国)

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