新型コロナワクチン接種者への自主隔離期間を緩和

(ナイジェリア)

ラゴス発

2021年10月19日

ナイジェリアで新型コロナウイルス対策に当たるCOVID-19大統領運営委員会〔Presidential Steering Committee(PSC) on COVID-19〕のボス・ムスタファ委員長は10月15日、国外からの入国者に対する改正プロトコルPDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を発表し、25日から適用する。

新しいプロトコルによると、必要な回数のワクチン接種を終了した旅行者は、これまで必要としていた入国後7日間の自主隔離期間を免除する。加えて、入国後7日目に義務付けていたPCR検査は入国後2日目に変更した。他方、ワクチン未接種者には、到着後7日間の自主隔離と2日目と7日目にPCR検査を義務付ける。

政府は10月13日には公務員に対して12月1日以降、ワクチン接種者もしくは72時間以内のPCR検査で陰性が確認された者でない限り、国内の全ての公的機関事務所への立ち入りを認めないと発表しており、ワクチン接種を積極的に推進する姿勢を見せている。国立一次医療開発局(NPHCDA)の発表によると、10月16日時点のワクチン接種者は533万人、うち2回目の接種済みの者は266万人で、接種対象者全体の2.4%にとどまっている。

(谷波拓真)

(ナイジェリア)

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