アンデラがナイジェリア発5社目ユニコーンへ、SVF2などから資金調達

(ナイジェリア)

ラゴス発

2021年10月11日

ナイジェリアで創業し、ソフトウエア開発者の育成やグローバル企業とのマッチングを支援するアンデラが9月29日、シリーズEラウンドで2億ドルを資金調達したことを発表した。評価額は約15億ドルとなり、ナイジェリア発ではオーペイに続き(2021年8月27日記事参照)、5社目のユニコーン企業(10億ドル以上の評価額のスタートアップ)になった。

今回のラウンドはソフトバンクグループ傘下のソフトバンク・ビジョン・ファンド2(SVF2)がリードインベスターを務め、フォロー出資者として新規投資家のホエール・ロックや既存投資家のチャン・ザッカーバーグ・イニシアチブ、ジェネレーション・インベストメント・マネジメント、スパーク・キャピタルも参加した。

アンデラは2014年にラゴスで創業し、現在はニューヨークに本社を置く。アフリカや中南米、東欧など80カ国以上で10万人以上のエンジニアの人材プールを構築しており、人工知能(AI)を用いて200を超える企業とのマッチングを行う。エンジニアに対して、技術トレーニングやオンラインでメンタリングなどのサービスも提供している。

アンデラの発表によると、今回の投資でソフトバンク・インベストメント・アドバイザーズのリディア・ジェット氏が同社取締役会に加わる。アンデラは今回の調達資金を人員増強と、技術や製品開発への投資に充てる予定だ。また、デザイナー、データエンジニア、セールスフォースデベロッパーなどの採用支援も開始する。

(馬場安里紗)

(ナイジェリア)

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