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ハンガリー、ブレグジット対策プログラムをEUの支援予算待たずに先行実施へ

(ハンガリー、EU)

ブダペスト発

2021年09月24日

ハンガリーのシーヤールトー・ペーテル外務貿易相は9月9日、経済再生タスクフォース会合後、英国のEU離脱(ブレグジット)に伴う悪影響を緩和する目的の調整準備金(2021年1月15日記事参照)としてEUから支援を受けられる見込みの220億フォリント(約79億2,000万円、1フォリント=約0.36円)規模の対策プログラムについて、EUからの資金提供を待つことなく、ハンガリーの国家予算を投入して先行実施すると発表した。

シーヤールトー氏は「欧州委員会は、2022~2025年にハンガリー国内の企業に対して220億フォリントの資金を提供することを決定している。私たちはこのブレグジット対策プログラムについて、国の資金を使って先行実施することを決定した。ブレグジットによって現在、困難と課題に直面している企業に機会を提供する」とし、輸出体制の維持・強化に向けた助成を早急に進めていく考えを表明した。

また、同氏は18日に自身のSNSを使ってブレグジット対策プログラムについて、助成金を受けるための基本条件を直ちに発表するとともに、事前登録を9月30日までとすること、また、詳細情報が10月1日に公開され、10月11日から15日の間で申請を受け付けた後、2021年末までに受託者と契約を締結、2022年明けに開始することを発表した。

18日に発表した基本条件については、申請対象となる企業は、規模は問わないものの、ハンガリーで3年の活動を行っていることとしている。また、2020年2月1日から2023年12月31日の期間にブレグジットによる直接的な影響を受けていることを証明する必要がある。補助の最低金額は300万フォリントだが、上記期間内の損害が上限とされている。

欧州理事会は2020年7月、ブレグジットに関連して発生する費用について、EU加盟国に財政支援を行うため、50億ユーロの予算でブレグジット調整準備金(Brexit Adjustment Reserve-BAR)を創設することに合意した。欧州議会では、この計画案は地域開発委員会が担当し、2021年5月25日に報告書を採択した。6月17日には、EU理事会と欧州議会が同計画案について政治合意に達した。今後は、9月中に予定されている欧州議会の本会議で正式に採択され、その後、EU理事会で採択される必要がある。

(バラジ・ラウラ)

(ハンガリー、EU)

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