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BRICS首脳会議がオンラインで開催、各国間連携を確認

(インド、ブラジル、ロシア、中国、南アフリカ共和国)

ニューデリー発

2021年09月16日

ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ共和国の5カ国で構成するBRICSの第13回首脳会議が9月9日、オンラインで開催された。毎年開催されるBRICS首脳会議でインドのナレンドラ・モディ首相が議長を務めるのは2016年以来2度目だ。テーマは「BRICS域内の持続性、団結、相互理解のための協力」で、各首脳は「新型コロナ禍」の中での国家間協力や持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた連携の必要性をあらためて確認した。

BRICS各首脳は共同宣言となる「ニューデリー宣言」を採択した。宣言では、政治・安全保障、経済・財政、文化・人的交流の3つの分野で協力を推し進めることがうたわれた。

政治・安全保障では、新型コロナウイルス感染拡大への対応として、世界保健機関(WHO)を中心に各国が責任をもって協力する必要があると表明した。ウイルスの起源をめぐる研究では、政治的な思惑による介入なく科学的な根拠に基づいて進められることが、将来の疫病発生の未然防止につながるとも言及している。他方、世界各地の紛争には懸念を表明し、特にアフガニスタンをめぐる情勢については、テロ行為を非難するとともに、平和的手段で問題が解決されるべきとの主張が盛り込まれた。

経済・財政では、SDGs達成のために各国間で協力することをうたった。特にBRICS各国の経済的安定が世界経済の回復に大きく影響するとして、民間企業による投資促進に向けたインフラ強化や情報発信の重要性に言及した。また、中小企業によるグローバルバリューチェーンへの参画促進や、Eコマースにおける消費者保護などの課題に、BRICSとして引き続き取り組んでいくことも宣言した。

文化・人的交流の分野では、中国が2022年の北京冬季五輪・パラリンピックを主催することへの支持を表明したほか、学問や芸術、ビジネスなど各分野で国際交流を推し進める各国団体の動きを歓迎するとした。

次の第14回BRICS首脳会議は2022年に開かれ、中国が議長国となる予定だ。

(広木拓)

(インド、ブラジル、ロシア、中国、南アフリカ共和国)

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