コリエンテス州知事選、現職が再選

(アルゼンチン)

ブエノスアイレス発

2021年09月06日

アルゼンチン北部のコリエンテス州で8月29日、州知事と州議会議員選挙が行われた。州知事選は、地域政党連合「コリエンテスのための結集+進もうコリエンテス」(ECo+Vamos Corrientes)の支援を受けた現職のグスタボ・バルデス知事が得票率76.75%で、「皆のコリエンテスの戦線」(Frente Corrientes de Todos)支援のファビアン・リオス候補を大差で破り、再選を果たした。州議会選でも上院、下院ともに「コリエンテスのための結集+進もうコリエンテス」の得票率は7割を超えた。

「コリエンテスのための結集+進もうコリエンテス」は、国政の野党連合「変革のために共に」に属する。グスタボ・バルデス知事は「変革のために共に」を構成する主要政党の1つ急進市民同盟(UCR)に属する。敗れた「皆のコリエンテスの戦線」は国政与党連合「全国民のための戦線」に属する。今回の選挙は、9月12日に行われる国会議員中間選挙予備選(PASO)の直前に行われただが、識者によると、今回の選挙結果がPASOにおける他州の有権者の投票に影響を及ぼす可能性は低いという。

ブエノスアイレス市を含む23州のうち21州の知事選は2019年に行われており、2021年に行われるのはコリエンテス州とサンティアゴ・デル・エステロ州の2州のみだ。サンティアゴ・デル・エステロ州の州知事、州議会議員選は、国会議員中間選挙と同日に行われる予定。

(西澤裕介)

(アルゼンチン)

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