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8月の乗用車販売、増加維持もサプライチェーンの課題続く

(インド)

ベンガルール発

2021年09月16日

インド自動車工業会(SIAM)は9月10日、8月の自動車統計(出荷ベース)を発表した。2021年4~8月期の販売台数では、乗用車販売〔多目的車(UV)とバンを含む〕が前年同期比2.1倍の114万2,938台と増加したが、8月単月の前年同月比は7.6%増の23万2,224台で、うち一般乗用車の販売台数は同13.0%減とマイナスに転じた(添付資料表1参照)。

SIAMはプレスリリースで、サプライチェーンの課題が続いていることを指摘し、「世界的な半導体不足と原材料価格の高騰が生産に大きな影響を与えている。4~8月期の乗用車販売実績は2016年同期よりも少なく、二輪車は2011年同期の実績に満たない」とコメントしている(9月10日付「エコノミック・タイムズ」紙)。

8月単月のメーカー別販売をみると(添付資料表2参照)、主要メーカー12社のうち、マルチ・スズキとフォードを除き、各社が前年同月比で増加した。首位のマルチ・スズキは8.7%減の10万3,187台、シェアは44.4%と過半を割った。韓国の現代は2.3%増の4万6,866台、起亜は54.3%増の1万6,750台となった。日系メーカーでは、トヨタ自動車が2.3倍の1万2,769台、ホンダが48.8%増の1万1,177台、日産自動車が4倍の3,209台となった。フォードは9月9日、インドでの車両生産を打ち切り、グジャラート州とタミル・ナドゥ州の工場を閉鎖することを発表している。

車種別の販売台数上位は、スズキの「スウィフト」「ワゴンR」「セレリオ」などコンパクトモデル(計4万5,577台)、同ミニモデルの「アルト」「エスプレッソ」(計2万461台)、現代の「オーラ」「i20」「i10」などのコンパクトモデル(計2万188台)だった。多目的車(UV)では、スズキの「ジプシー」「ビターラブレッツア」(計1万2,906台)、現代の「クレタ」(計1万2,597台)が売れ筋となった。

4~8月期の二輪車販売は498万9,144台、前年同期比20.6%の増加となったが、8月単月の販売数では、前年同月比14.6%の減少となり、7月単月実績(同2.1%減)より大きく落ち込む結果となった。主要部門のオートバイは20%減の82万5,849台、スクーターは1.1%減の45万1,967台だった(添付資料表1、表3参照)。

乗用車、二輪車、三輪車の8月単月の販売総数は前年同月比11.4%減の158万6,873台で、7月の同実績4%増から減少に転じた。4~8月期の販売総数は、前年同期比31.1%増の619万7,561台となった。

(鈴木隆史)

(インド)

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