日本輸入商品博覧会、済南市で開催

(中国、日本)

青島発

2021年09月17日

「2021年済南・日本輸入商品博覧会」(済南・日本輸入品フェア)が9月8日~11日、中国山東省済南市で初めて開催された。博覧会は済南市人民政府と山東省商務庁が共同主催し、済南市商務局が運営を担った。

博覧会では「対外開放の高度化、日中協力のための新たなプラットフォーム創造」をテーマに、消費拡大と生活の質的向上を目標に、多分野で日本の特徴的なブランドが展示された。山東省最大級の日中間経済交流イベント「対話山東」(8月13日開催)との同時開催の予定だったが、中国国内での新型コロナウイルス感染者発生を受け、同時開催は見送れた。

主催者によると、今回の展示エリアは600ブース、2万平方メートルで、オムロンや住友商事、丸紅、スズキなど150社以上の企業や大阪府、愛知県、岐阜県など10自治体によるグループ出展を含め、300を超える企業・自治体・関係機関が出展した。

5つの展示エリア(スマートライフ、医療・健康、ファッショナブルライフ、コンテンツ、サービス貿易)を設置、ハイエンド消費品や医療・健康製品などを重点に、日本製の輸入商品を展示した。日用品を紹介するブースには特に多くの人が集まり、「日本」を前面に打ち出したイベントに関心を持って参加する来場者も多く見られた。

主催者によると、会期中の来場者数は8万6,000人を超え、うちバイヤーは9,057人だった。会期中に合計181件の取引契約があり、契約金額は2,209万元(約3億7,553万円、1元=約17円)、取引見込件数は357件、約7億元に達した。来場市民などによる購買もあり、展示商品の売上額は約1億2,000万元だった。

 写真 博覧会会場の様子(ジェトロ撮影)

博覧会会場の様子(ジェトロ撮影)

(李燕)

(中国、日本)

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