スイス国外でのワクチン接種者へのCOVID証明書発行を決定

(スイス)

ジュネーブ発

2021年09月27日

スイス連邦参事会(内閣)は9月17日、スイス国外でワクチン接種を完了した者に対するCOVID証明書(注1)の発行を決定外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。9月20日以降、発行可能となった。詳細は以下のとおり。

1.スイス国外でワクチン接種を完了した者に対するCOVID証明書の発行

欧州医薬品庁(EMA)が承認したワクチン(注2、日本で承認済みのファイザー、モデルナ、アストラゼネカワクチンを含む)をスイス国外で接種した者、もしくは感染から回復した者で、スイスに居住または渡航する者もスイスのCOVID証明書を取得できるようになる。EUのデジタルCOVID証明書のみがスイスのCOVID証明書との互換性を認められているが、今回の措置により、スイス・EU域外国でワクチン接種を完了または感染から回復した者も、スイスでのイベントなどに参加することが可能となる。申請に当たっては、具体的なスイスへの渡航や、スイスでの滞在計画があることの証明が必要で、電子申請外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますが可能。申請手続きの詳細は連邦政府のワクチン情報特設サイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを参照のこと。

2.移行期間中のスイス国外のワクチン接種証明書の有効性

各州において1.の準備が整うまでの暫定的な措置として、2021年10月10日まで、スイス国内におけるCOVID証明の提示義務が課されているイベントや施設への入場に際し、スイス国外で発行されたEMA承認ワクチン、世界保健機関(WHO)緊急使用リストに掲載されているワクチンの接種証明書の有効性を認める。

(注1)「COVID証明書」は、新型コロナワクチン接種証明書、回復証明書、陰性証明書を指す(2021年6月15日記事参照)。

(注2)9月20日時点で、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカ、ジョンソン・エンド・ジョンソン(ヤンセン)のワクチンが承認済み。

(城倉ふみ)

(スイス)

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