2023年8月までに総選挙実施、国軍総司令官が演説で表明

(ミャンマー)

アジア大洋州課

2021年08月04日

ミャンマーのミンアウンライン国軍総司令官は国軍が全権を掌握して半年が経過した8月1日、演説で複数政党による総選挙を2023年8月までに実施すると表明した(国営紙「グローバル・ニュー・ライト・オブ・ミャンマー」8月2日外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。2月1日に発令した国家緊急事態宣言の期間は憲法で1年間(憲法417条)と定められている。半年の延長が2回でき(憲法421条)、宣言終了後6カ月以内に総選挙を行うと定められている(憲法429条)。また、4月のASEAN首脳級会議で合意したASEAN特使との対話(2021年4月27日記事参照)を含め、ASEAN諸国と協力していく準備は整っていると強調した。

また、国軍の最高意思決定機関である国家統治評議会(SAC)は同日、暫定政府を発足させ、首相にミンアウンライン国軍総司令官、副首相にソーウィン国軍副司令官が就任すると発表した(国営紙「グローバル・ニュー・ライト・オブ・ミャンマー」8月2日外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

(アジア大洋州課)

(ミャンマー)

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