2021年第2四半期のGDP成長率は前期比3.1%

(オランダ)

アムステルダム発

2021年08月23日

オランダ中央統計局(CBS)は8月17日、2021年第2四半期(4~6月)の実質GDP成長率(速報値)を前期比3.1%と発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。2021年第1四半期(1~3月)のマイナス0.8%から大幅に改善した。主に家計消費と貿易収支の増加による。経済が急激に縮小した前年同期と比較すると成長率9.7%となり、同統計を開始した1996年以降で最大の伸びとなった。

需要項目別にみると、家計支出が前期比5.7%増と大きく伸びた。また政府支出も2.6%増となり、最終消費支出は4.5%増とGDP成長率を3.0ポイント押し上げた(添付資料表1参照)。第2四半期には小売店、宿泊施設、飲食店などが段階的に再開し、これら店舗での消費に加え、医療サービス、製造業などへの支出も多かった。ただ、家計支出は2019年第2四半期と比べると4.7%減少しており、新型コロナウイルス感染拡大以前の水準には戻っていない。財・サービスの輸出入は、輸出が4.0%増、輸入が2.6%増といずれも伸びており、純輸出はGDP成長率を1.5ポイント押し上げた。2019年第2四半期と比較すると、輸出は0.8%増、輸入は1.8%減だった。総固定資産形成は1.8%減でGDP成長率を押し下げる要因となった。2019年第2四半期と比較しても1.1%減で、新型コロナウイルス感染拡大以前の水準には戻っていない。

産業別にみると、感染拡大防止措置の段階的な緩和により、ほぼ全ての部門でプラス成長となった(添付資料表2参照)。新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けた文化、レクリエーション、その他のサービスは前期比18.8%増と大幅に増加した。また、商業、運輸、外食も5.0%増となったが、いずれの部門も以前から新型コロナウイルスによる感染の影響を大きく受けていることから、新型コロナウイルス感染拡大以前の水準に戻るには時間がかかるとみられる。公共サービス、教育、ヘルスケアは2.8%増となった。このうち、ヘルスケアは急速にワクチン接種が実施されているためとみられる。

(高橋由篤)

(オランダ)

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