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ロシアの食品バイヤー、世界のトレンドに沿った日本製品に関心

(ロシア)

サンクトペテルブルク発

2021年08月30日

ロシアでは近年、ラーメンをはじめとしたカジュアルな日本食が普及しつつある。2020年の日本からロシアへの農林水産物輸出額は約68億円、国別では18位(農林水産省)と、アジアなどと比べて市場の存在感は強くないが、その分、日本産食品の市場開拓の余地は大きいと言えそうだ。9月のジェトロ食品輸出オンライン商談会に参加を予定するサンクトペテルブルクの食品輸入卸企業バル・トレーディング外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますのアンナ・シリャーニナ社長に、企業概要やロシア市場の状況、関心商材などを聞いた(8月20日)。

(問)企業概要は。

(答)1998年に設立した。従業員数は16人で、取引先は中・高級スーパーや大手ハイパーマーケットなどだ。モスクワやサンクトペテルブルクに加え、エカテリンブルクやムルマンスクなど国内各地の店舗に卸している。取扱品は菓子や缶詰(野菜・果物)などの加工食品や飲料など250種類以上ある。

(問)国外の輸入先は。

(答)フィンランドやドイツ、イタリア、ラトビア、ポーランドなど。日本からの輸入実績もある。新型コロナウイルス禍では新商材の発掘が難しいため、既存の取引企業からの輸入が中心だが、新商材も探している。

(問)ロシアの食品市場が新型コロナ禍で受けた影響は。

(答)国内品に比べて高価な輸入食品は全般的に苦戦している。手頃な価格の製品の売れ行きは良いが、物流費の高騰により輸入食品全般の価格が上がり始めている。

(問)今後のロシア市場のトレンドは。

(答)世界的なトレンドに近くなった。具体的にはビーガン、グルテンフリー、シュガーフリーなどだ。例えば、グルテンフリーのコーンスターチや米粉の麺、シュガーレス飲料に可能性があると考える。日本産でそうした製品があれば面白い。

(問)商談会に向け、日本からの調達を希望する商品は。

(答)まずは菓子類だ。チョコレートやキャンディー・キャラメル、クッキー、喉あめに関心がある。飲料では、缶ジュースやアロエジュース、エナジードリンク。それ以外では、麺類や米類、調味料を見たい。中価格帯を想定している。

(問)商談会で日本企業に期待することは。

(答)消費者は日本製の品質に高い信頼を寄せている。ぜひさまざまな種類の商品を提案してほしい。調達量に応じて物流・商流を柔軟に検討する。直接輸入に加え、ウラジオストクや日本の商社経由での輸入も視野に入れている。

写真 バル・トレーディングのアンナ・シリャーニナ社長(同社提供)

バル・トレーディングのアンナ・シリャーニナ社長(同社提供)

(一瀬友太、アユナ・イダムジャポワ)

(ロシア)

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