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「希少金属産業発展対策2.0」策定、レアメタル・レアアースの安定供給強化

(韓国)

ソウル発

2021年08月16日

韓国産業通商資源部は8月5日、「希少金属産業発展対策2.0」を発表した。「希少金属安心国家」の実現をビジョンとして定め、指定35種のレアメタル・レアアース(添付資料表参照)について、(1)100日分の備蓄確保、(2)100大核心企業の育成、(3)希少金属のサプライチェーン強化などの施策を講じることで、新産業やカーボンニュートラル社会を支えるとしている。

推進戦略の詳細は以下のとおり。

1.確保-備蓄-循環のセーフティーネット強化

(1)確保

エネルギー資源協力委員会の開催など2国間チャネルを通じ、主要な希少金属保有国との多角的な協力方法を発掘するため、サプライチェーン強化や民間海外資源開発支援プログラムを拡充し、企業の資源探査・権益確保など希少金属原料の安定供給を支援する(注1)。

(2)備蓄

希少金属の備蓄日数を現行の30~100日分から60~180日に拡大し、平均備蓄量を現行の56.8日から100日まで拡大する。

(3)循環

希少金属を含む廃棄物のリサイクルを促進すべく、リサイクル企業のインセンティブ拡充を通じたリサイクル基盤システムを体系化する。

2.希少金属企業の成長パッケージ支援

希少金属企業を(1)資源誘致型企業(20社、注2)と(2)成長型希望企業(80社、注3)の2つに分類し、2025年までに「希少金属100大核心企業」の発掘・育成を通じ、希少金属産業のサプライチェーンを構築する。(1)については韓国内外の企業とのマッチング支援など、(2)は事業再編などを通じた競争力の強化などを図る。

3.希少金属政策の推進体系の構築

関連する法令制定や改正を通じ、希少金属産業支援の法的根拠を明確化する。「希少金属産業発展協議会」(注4)を設置し、希少金属産業のエコシステム構築に向けた産官学の協力を推進する。

(注1)投資環境・初期探査などの基礎調査の実施、投資金融の拡大など。

(注2)技術力はあるものの、事業化が不十分な企業。

(注3)希少金属の素材を生産・加工しているが、より高度化する必要がある企業。

(注4)産業通商資源部、鉱物資源公社、生産技術研究院希少金属センター、地質資源研究院、材料研究院、セラミック技術研究院、KOTRA、貿易協会、希少金属業界および需要産業から構成。

(当間正明)

(韓国)

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