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ライーシー大統領、中国とロシア首脳とアフガニスタン情勢などで相次ぎ電話会談

(イラン、アフガニスタン、中国、ロシア)

テヘラン発

2021年08月23日

イランのイブラーヒーム・ライーシー大統領は8月18日、アフガニスタン情勢などについて、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領、中国の習近平国家主席と相次いで電話会談を行った。

プーチン大統領との会談では、両大統領ともアフガニスタン情勢について、平和と安定の回復を支援する用意があると表明した。9月に再開される見込みのイラン核問題の「包括的共同行動計画(JCPOA)」についても話し合ったとされている。

また、ロシア側の声明によると、上海協力機構(SCO、注)へのイランの正式な加盟要請を受け、必要な準備に関しても議論したと報じられている〔8月18日イスラーム共和国通信(IRNA)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます〕。

習国家主席との会談では、ライーシー大統領は「イランはアフガニスタンの安全、安定、平和のために、中国と協力する準備がある」と表明するとともに、中国の内政に対する米国の干渉を非難し、JCPOAでの協議、新型コロナウイルスへの対策に関する協力などに中国の役割を高く評価した。習国家主席も、中国とイランはアフガニスタン情勢に共通の関心を持っているとし、「イランとの調整・協力を強化する準備ができている」と述べた。

会談ではほかに、中国の「一帯一路」構想やJCPOA立て直し、SCOへのイランの正式加盟なども話し合われた。JCPOAについては「中国はイランの合理的な要求を支持する」と述べたと報じられている(8月19日IRNA外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

中国からはアフガニスタン問題を担う岳暁勇特使がテヘランを訪問し、16日にモハンマド・ジャバード・ザリーフ外相(8月16日IRNA外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)、18日にはホセイン・アミールアブドッラーヒヤーン国会議長上級外交顧問(次期外相候補)と会談した。アミールアブドッラーヒヤーン氏は、アフガニスタンに対する米国の政策を非難するとともに、同国を含む地域問題に関するイランと中国の協力の継続を強調した(8月18日IRNA外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

また18日、ザリーフ外相と中国の王毅・国務委員兼外交部長は、両国の外交関係樹立50周年を記念してメッセージの交換を行った。ザリーフ外相は両国の25カ年包括的協定について(2021年3月29日記事参照)、両国の協力関係の拡大と深化に対する両国首脳の真剣な決意の表れとした。王毅外相も、両国は政治的信頼を継続的に深め、より実りある包括的な協力を行ってきたとし、今後の両国の友情の絆の深まりを期待するとしたメッセージを送ったとIRNAは報じている(8月18日IRNA外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

(注)中国、カザフスタン、キルギス、ロシア、タジキスタン、ウズベキスタン、インド、パキスタンが加盟する安全保障、経済、文化などの多国間協力組織。イランはオブザーバーとして参加している。

(鈴木隆之、マティン・バリネジャド)

(イラン、アフガニスタン、中国、ロシア)

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