エルシーシ大統領、日米とパレスチナやアフガニスタン問題で協議

(エジプト、日本、米国、アフガニスタン、エチオピア)

カイロ発

2021年08月23日

エジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領は、茂木敏充外相と米国のウィリアム・バーン中央情報局(CIA)長官と相次いで会談し、中東やアフリカ、アフガニスタンなど近隣地域の安定に関する協力について協議した。

8月16日の茂木外相との会談では、2022年に開催される「第8回アフリカ開発会議(TICAD8)」も踏まえた日本とエジプトの多角的な関係強化について合意した。また、会談前日にアフガニスタンの首都カブールをタリバンが占拠したことに関しては、地域の安定化へ連帯を強めて対応することで一致した。エジプトはイスラエルとパレスチナの停戦協定の仲介役を担うなど、地域の安定に貢献しており(2021年5月21日記事参照)、イスラエルとパレスチナの和平への協力についても協議が行われた。

18日には、CIAのバーン長官との会談が行われ、主にイスラエル・パレスチナ間の対立やアフガニスタン情勢について協議された。3月の着任後初の外交となったバーン氏は、エジプトと協力して中東やアフリカ地域の情勢改善に取り組むと述べた。また、エルシーシ大統領は、エチオピアによるナイル川上流でのグランド・ルネッサンス・ダム建設で同国政府との関係が悪化していることについて(2021年8月17日付地域・分析レポート参照)、米国に対して仲介をあらためて要請した。米国からの軍備支援費の13億ドルについても議論された。

(井澤壌士)

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