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2020年の輸出は新型コロナ禍で減少、貿易黒字幅が縮小

(コートジボワール)

アビジャン発

2021年08月27日

コートジボワール税関総局の通関統計(添付資料表参照)によると、2020年の貿易額は、輸出が前年比3.8%減の7兆1,678億CFAフラン(約1兆4,336億円、1CFAフラン=約0.2円)、輸入が0.5%減の6兆1,133億CFAフランとなった。同国の貿易は黒字で推移しているが、2020年は輸出の減少により、黒字幅は前年比19.3%減の1兆545億CFAフランに縮小した。

輸出品目をみると、カカオ豆が輸出額の29.1%を占めて最大となった。「新型コロナ禍」により、欧州や米国、アジアなどの主要なカカオ消費国で需要が減退し、数量ベースでは前年比8.4%減少となったものの、2020/2021カカオ収穫年度(2020年10月~2021年9月)から導入されたLID(カカオ農家の所得適正化のための補償)の上乗せ(2019年7月24日記事参照)により、輸出価格が上昇し、金額ベースでは前年度比0.4%減にとどまった。カカオ調製品(構成比:12.4%)、金(11.7%)、天然ゴム(8.3%)、カシューナッツ(6.8%)が増加したが、原油(3.6%)と石油製品(6.7%)は減少した。

主要輸出相手国は、10.0%を占めるオランダが最大で、次いで米国(構成比:6.7%)スイス(6.5%)、ベトナム(6.4%)、ベルギー(5.4%)、マリ(5.3%)、マレーシア(5.2%)、フランス(5.2%)、ドイツ(4.4%)が上位を占め、日本は74位だった。

輸入品目では、原油が輸入額の構成比13.5%を占めて最大だった。国内の原油減産により海外からの原料調達が増加したことから数量は前年比22.9%増加したが、原油価格の下落により金額は5.1%減少した。次いで、一般機械(構成比:7.6%、前年比1.4%増)、輸送機器(3.8%、11.4%増)、石油製品(5.7%、18.4%減)、魚介類(5.4%、7.8%増)、電気機器(5.1%、9.9%増)、鉄鋼(5.2%、5.3%減)、コメ(5.2%、10.4%減)となった。

主要輸入相手国は、輸入額の構成比14.9%を占める中国が最大で、電気・機械・輸送機器の価格下落が響き前年比14.0%減少した。ナイジェリア(構成比:12.9%)は、9割強を占める原油の価格軟化で4.3%減少した。以下、フランス(10.8%)、インド(5.1%)、米国(4.0%)、オランダ(3.4%)、トルコ(3.1%)、ドイツ(3.0%)、ベトナム(2.9%)が上位を占め、日本は15位だった。

EUおよび英国との暫定経済連携協定

コートジボワールは、EUとの暫定経済連携協定(EPA)の下、EU製品に対する輸入関税の段階的な撤廃を実施している。2019年に開始された第1フェーズの1,155品目(タリフラインベース)に続いて、2021年の第2フェーズでは1,150品目が対象となり、2029年までに80%に相当する5,398品目を自由化する予定だ。なお、英国のEU離脱に伴い、コートジボワールは英国と2国間で2020年10月に暫定EPAを締結(2021年1月7日記事参照)している。

(渡辺久美子)

(コートジボワール)

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