タイ政府がプーケット・サンドボックス制度に日本を条件付きで追加

(タイ)

バンコク発

2021年07月05日

在日タイ大使館は7月1日、外国人観光客を隔離なしで受け入れるサンドボックス制度(2021年6月28日記事参照)に条件付きで日本を対象国に加えることを公表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。現時点で同制度の対象国は67カ国となった(在日タイ大使館外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

同制度の対象となる国は、タイが分類する低・中リスク国のみで、現在、高リスク国に分類されている日本は制度の対象外とされていた。しかし、「ビジネス目的に限る」との条件付きで、同制度の対象国になった。

在タイ日本大使館によると、主なポイントは以下のとおり。

  1. フライト:7月2日現在、日本からプーケットへの直行定期商用便は運航されていない。日本の空港をたち、バンコク・スワンナプーム国際空港で乗り継ぐ場合、プーケット・サンドボックス利用客専用のチャーター便を利用する必要がある。なお、日本の空港から第三国の空港を経由してプーケット国際空港に向かうことは可能。プーケット・サンドボックスを利用しプーケットに渡航する場合、利用予定の航空会社にプーケット国際空港への乗り継ぎ可能か確認する必要がある。
  2. ワクチン接種証明書:プーケット・サンドボックスでは、渡航14日以前に発行された、政府・公的機関、または病院が発行する英文ワクチン接種証明書〔ワクチンの種類は、タイ保健省または世界保健機関(WHO)承認のもの〕が必要となる。なお、日本政府のワクチン接種証明書については、7月下旬をめどに書面での発行を開始すべく検討中。
  3. ビジネス目的であることの確認:在日タイ大使館は、プーケット・他の都県にビジネス目的で訪問することを証明する書類(例えば、取引先からの招待状、タイでビジネス・勤務することを証明する書類)を確認する。

詳細については、在日タイ大使館外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますへ問い合わせを。

(岡本泰、ナオルンロート・ジラッパパー)

(タイ)

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