スタートアップのマッチング支援「Next Rise」開催
(韓国)
ソウル発
2021年07月12日
韓国貿易協会(KITA)と韓国産業銀行(KDB)は6月28~29日に、大手企業とスタートアップの事業連携を支援する大型イベント「Next Rise 2021, Seoul」を開催した。
韓国および海外の大手企業が事前に各社のオープンイノベーションに関する課題を出題し、スタートアップ企業がソリューションを提案する形式で、個別企業のビジネスマッチングが行われた。
イベントへの参加費は無料で、オンラインとオフライン両方で行われた。第3回となる今回の主なプログラムは次のとおり。
(1)個別企業の商談会(ビジネスミートアップ):合計約2,000件。スタートアップ673社、中堅・大手企業116社(海外27社)、投資会社42社(海外8社)が参加。
(2)ブース展示(COEX展示ホール):合計272カ所。スタートアップ251カ所、グローバル企業8カ所、各国の広報ブース10カ所、大学発スタートアップ7カ所などが出展。
(2)カンファレンス:合計102回(セッション)。テーマは、ESG(環境・社会・ガバナンス)や人工知能(AI)、モビリティなど。韓国内外から有識者が参加(オフライン67人、オンライン39人)。
(4)付帯イベント(新規):マイクロソフトなどビッグ・テック企業のワークショップ、ジョブフェアを開催。
在韓日系企業3社(韓国村田電子、東レ先端素材、東友ファインケム)がオフライン商談会に参加し、日本から大手企業2社〔旭化成、電気国際情報サービス(ISID)〕がオンライン商談会に参加した。
日本からオンラインで参加したISIDのイ・ヘギ氏は「日本企業との協業に関心を持っている韓国スタートアップは多様なソリューションを提案しているため、引き続き参加したい。今後は、韓国の大手企業との協業を検討している日本のスタートアップの参加も期待する」とコメントした。
KITAの李敬雨(イ・ギョンウ)次長は「スタートアップ成長のためには、投資誘致と大手企業とのビジネス連携が重要」とし、「韓国の首相(国務総理)が開幕式に参加し、起業家と規制緩和や支援策などを意見交換する場となった」と評価した。
(李丙鎬)
(韓国)
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