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素材・部品・装置競争力強化の2年の成果説明

(韓国)

ソウル発

2021年07月09日

韓国産業通商資源部は7月1日、日本政府による韓国向け輸出管理の運用見直し措置の開始から2年が経過したことに関連し、「素材・部材・装置競争力強化の2年間の成果」を発表した。韓国政府が講じた半導体関連を含む素材・部材・装置(以下、素部装)の国産化などの措置と成果を説明したものだ。

同部発表の主な内容は以下のとおり。

1.供給体制の構築

(1)輸出管理運用時のトラブルに対処する目的で「需給対応支援センター」を設立(2019年7月22日)

(2)技術の確立が必要とされる分野のR&D支援のための補正予算を編成(2019年8月2日)

2.政策推進体系の整備

(1)省庁横断的な協議組織の発足(素部装競争力委員会)(2019年10月11日)

(2)素部装特別法の全面改正(2020年4月1日施行)

3.核心品目の安定供給

半導体材料3品目(フッ化水素、フッ化ポリイミド、レジスト)を含む日本からの輸入品100品目に対して、輸入先の多角化(94件)、国内からの代替供給(129件)、設備の新増設(96件)、対内投資誘致(7件)、M&A(16件)を実施し、供給網を多角化(注1)。

上記の結果、(1)半導体材料3品目のうち、フッ化水素では、対日輸入額が6分の1程度に減少(注2)、フッ化ポリイミドは代替素材の採用により輸入が事実上ゼロになるなど、特定国からの輸入依存が解消されたとし、(2)素部装産業全般でも、対日依存度が16.8%から15.9%に0.9ポイント低下し、サプライチェーンの多角化に進展があったとしている。

企業業績について、素部装関連の上場企業の2021年第1四半期(1~3月)の総売上高が2019年同期比20.1%増となり、上場企業全体の平均売上高増加率(12.7%増)を上回った。企業価値は、素部装トップ企業で101.8%、中小企業では124.9%の株式時価総額の上昇につながったとしている。

(注1)産業通商資源部では、フッ化水素は国内企業のソルブレインが12N(99.9999999999%)級の高純度フッ化水素酸の生産を2倍に拡大、フッ化ポリイミドについては、国内企業のコーロンインダストリーが生産を開始、レジストはデュポンや東京応化工業の国内誘致に成功したとしている。

(注2)フッ化水素の輸入額は2019年1~5月の2億8,400万ドルから、2021年1~5月の4,600万ドルに83.8%減少した。

(当間正明)

(韓国)

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