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新型コロナ感染拡大鈍化で「調整された警戒レベル3」に引き下げ

(南アフリカ共和国)

ヨハネスブルク発

2021年07月28日

南アフリカ共和国のシリル・ラマポーザ大統領は7月25日、新型コロナウイルス対策の進捗にかかる国民演説外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで、「調整された警戒レベル3」に引き下げると発表した。デルタ(インド)型変異株を中心とする感染拡大の第3波の対策として6月27日に「調整された警戒レベル4」に引き上げられて以来、約1カ月ぶりの引き下げとなった。

ラマポーザ大統領は、直近1週間の1日当たり新規感染者数の平均は約1万2,000人で、その前週より20%減少したと説明。特に、これまで第3波の流行の中心となってきた、最も多い人口を擁するハウテン州の新規感染者の減少が続いていると述べた。ただし、ケープタウン市を中心とする西ケープ州や、前ジェイコブ・ズマ大統領の逮捕を受けて、その支持者らによる暴動(2021年7月14日記事参照)の中心地となったクワズル・ナタール州では感染拡大が続いているため警戒が必要だとした。国全体としては、第3波のピークはおおむね過ぎ、レベル4において制限されていた移動や経済の制限の緩和を内閣が決定したと発表した。主な制限緩和内容は以下のとおり(詳細は官報PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)に掲載)。

  • 夜間外出禁止時間を午後10時~翌日午前4時に短縮(これまでは午後9時~翌日午前4時)
  • 余暇を目的とした州間の移動を許可
  • 屋内(上限50人)、屋外(上限100人)の集会を許可(これまではほぼ全ての集会を禁止)
  • レストランやバーでの酒類提供(午後9時まで)、店頭での酒類販売(月曜~木曜)を許可

今回の規制緩和による日系企業への大きな影響は現時点でみられないが、在宅勤務比率の引き下げの検討などが始まっている。

また、ラマポーザ大統領は演説で、これまでに全人口の10%以上に当たる約630万人へのワクチン接種が完了していることに加え、9月1日からは18~34歳の国民・居住外国人も接種が可能になる予定だと説明した。新型コロナウイルス感染拡大の影響による被害を受けた個人や企業を対象に、生活保護の支給や社会保険税の雇用者負担分の3カ月間の支払い繰り延べなどの救済策を再度導入することも発表した。

(高橋史)

(南アフリカ共和国)

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