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シルクロードの要衝では農業、鉱工業も盛ん

(ウズベキスタン、日本)

欧州ロシアCIS課

2021年07月05日

ウズベキスタンの中央部に位置し、首都タシケントから300キロほどにあるサマルカンド州。州都サマルカンド市は人口・経済規模で首都タシケント市に次ぐ第2の都市だ。ジェトロとウズベキスタン投資貿易省はウズベキスタン・サマルカンド州経済・投資ウェビナーを共催した(6月29日)。

ジェトロ・タシケント事務所の髙橋淳所長は、同州の名目域内総生産(GRP)では経済の半分が農業、3割が観光や輸送を含むサービス業だが、自動車組み立てや農業、鉱業などさまざまな生産活動が行われている点を指摘した。納税額でみると、上位にはウズベキスタンの最大企業ナボイ鉱業冶金(やきん)コンビナート(金採掘)のほか、日本の伊藤忠商事、いすゞ自動車が出資するサマルカンド自動車工場などがあると説明。加えて、人件費は比較的低く、平均月給は約210ドル、ウズベキスタンの14地方構成体の中で10位(ウズベキスタンの共和国構成体の経済概況参照)と述べた。

オイベク・ホジャエフ副知事は、シルクロードの要衝として栄えたサマルカンド州でビジネスを現在行う外資系企業は617あるとする。そのうち194が100%外資企業。投資家が同州を選ぶ理由は、CIS諸国へのアクセスが容易、豊富な原材料、安価なエネルギーなど。2022年にはサマルカンド市で上海協力機構(SCO)首脳会議が開催される予定で、現在、観光センター内に8つのホテルを建設中という。

自由経済区ウルグトのジャムシッド・ハイダロフ局長は、2017年に設立したウルグトの6地区には現在131のプロジェクトがあり、このうち56件は稼働中、38件が建設中、これからのものが37件だと語った。総投資額は9億3,640万ドルで、このうち外国からの投資は1億5,170万ドル。投資国は中国、ロシア、トルコ、アイルランドとなっている。一方、ウルグトからは18カ国に商品を輸出しており、輸出額は2018年の860万ドルから、2021年は5,000万ドルになる見込みになるという。入居企業には投資額に応じた税の優遇措置を用意しているとする。

視聴者から、ウルグトでインフラが最も整備されている地区はどこかという質問があり、ハイダロフ局長は全ての区域で整っていると回答した。また、観光センター内のホテルに関して、運営権を外国企業に譲渡する可能性はあるのかという質問には、ホジャエフ副知事が中国のホテルチェーンと現在交渉中と回答した。

写真 (左から)サマルカンド州のオイベク・ホジャエフ副知事、自由経済区ウルグト事務局のジャムシッド・ハイダロフ局長、ジェトロ・タシケント事務所の髙橋淳所長(ジェトロ撮影)

(左から)サマルカンド州のオイベク・ホジャエフ副知事、自由経済区ウルグト事務局のジャムシッド・ハイダロフ局長、ジェトロ・タシケント事務所の髙橋淳所長(ジェトロ撮影)

(今津恵保)

(ウズベキスタン、日本)

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