フィリピン産輸入品123品目の関税を引き下げ

(韓国)

ソウル発

2021年07月13日

韓国企画財政部は7月6日、「自由貿易協定履行のための関税法の特例に関する法律施行令第2条第5項に基づく互恵関税率表」(企画財政部告示第2021-16号)を改正し、ASEANを原産地とする物品に対する互恵関税率(Reciprocal Tariff Rate、RTR、注)を改定したと発表した。

今回の措置はフィリピンがセンシティブ品目に指定した品目のうち、123品目に対する関税の引き下げを韓国に通知したため、韓国も互恵関税率を適用する(主な関税引き下げ品目と関税率は添付資料表参照、全品目は法令データベースを参照外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。フィリピンから輸入するヤシ油や自動車用サスペンション(懸架装置およびその部分品)など3品目は無税化し、コーヒー、砂糖菓子類、自動車・同部品などの120品目については、関税が引き下げられる。

(注)互恵関税率は、韓国ASEAN自由貿易協定(FTA)に基づき、相手国が一部品目をセンシティブ品目に指定し、高い関税率を維持する場合、韓国も同一品目に対して高い関税率を適用し、相手国が当該センシティブ品目の関税を引き下げた場合、韓国も同様に当該国化からの輸入物品に対する関税率を同一水準に引き下げる制度。

(当間正明)

(韓国)

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