バングラデシュ、7月14日まで移動・活動制限措置を延長

(バングラデシュ)

ダッカ発

2021年07月06日

バングラデシュ政府は7月5日、新型コロナウイルスの感染拡大への措置として、7月7日まで実施するとしていた全国規模の活動・移動制限(2021年7月7日記事参照)を7月14日深夜まで延長すると発表した(添付資料参照)。措置の内容は継続される。

今回の活動・移動制限では厳しく取り締まりがされており、ダッカ郊外で工場を操業する日系企業によると、居住地のダッカ市内から郊外の工場に出勤途中、警察の検問で制止され引き返すことになったという声も聞かれた。一方で、ある輸出加工区で操業する日系企業は、ワーカーも含めて問題なく出勤、操業できていると話す。

制限措置を実施するものの、7月5日の1日当たり感染者数は過去最多となる9,964人の感染が確認された。在留邦人の間でも感染例が発生しており、徹底した感染対策が求められる。

(安藤裕二)

(バングラデシュ)

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