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1~6月の自動車販売、新型コロナ第4波で失速

(ベトナム)

ハノイ発

2021年07月26日

ベトナム自動車工業会(VAMA)によると、2021年上半期(1~6月)の新車販売台数は15万481台だった。全国で新型コロナウイルス対策による社会隔離措置が導入された前年同期と比べて40.4%増えたが、新型コロナウイルス感染前の2019年の同期比では2.6%減と伸び悩んだ。

車種別では、乗用車が10万4,907台(前年同期比36.8%増)、商用車が4万2,527台(48.2%増)、特別目的車(ダンプトラックなど)が3,047台(68.1%増)だった。2019年の同期比では、商用車が11.3%増えたが、乗用車は7.3%減った。

海外ブランドを含む国内生産車(国産車)は8万5,085台(前年同期比28.6%増)、輸入車は6万5,396台(59.4%増)だった。2019年の同期比では、国産車が7.4%減ったが、輸入車は4.5%増えた。2020年6月末から適用された国産車への優遇措置(2020年7月15日記事参照)が12月末で終了したことを受け、2021年は国産車よりも輸入車の販売が伸びている。

2021年4~6月に新車販売台数は下降した(添付資料図参照)。4月末に発生した感染第4波によって、外出や営業の制限を伴う社会隔離措置の適用が長期化した影響とみられる。ホーチミン市では5月31日から同措置を継続しており、自動車販売店やショールームの営業が困難になっている。この状況が長引けば、自動車販売へのさらなる影響が懸念される。

なお、VAMAの発表値には、韓国ヒュンダイ・タインコン(3万4,035台)と地場ビンファスト(1万5,938台)の販売台数が含まれていない。これらを合わせると、2021年上半期の自動車販売は約20万台と見込まれる。

ビンファスト、EV普及に向けて販促

7月19日付のVNエクスプレスの報道によると、ビンファストは11月に納車予定の電気自動車(EV)「VF e34」の受注件数が受付開始から3カ月余りで2万5,000件を超えたと発表した(2021年7月6日付地域・分析レポート参照)。ビンファストは、保証金支払いの上で購入を確約した顧客に対して、自動車登録料分(注)を値引きする販促を実施。また、政府に対してEV向けの優遇措置を要求しており、価格面でEV販売を後押ししたい狙いだ。独自にインフラ整備も進めており、EVの充電スタンドは、6月末までに700カ所以上と契約を結び、500近くの場所で開設したという。

(注)「VF e34」の本体価格は6億9,000万ドン(約331万2,000円、1ドン=約0.0048円)。新規の登録料は原則、特別消費税(15%)と付加価値税(10%)を加えた本体価格の10%相当。省・市によって異なる。

(庄浩充)

(ベトナム)

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