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米ボストン・ダイナミクスなど内外4社、新開発区で産官学連携の実証実験に参画

(シンガポール)

シンガポール発

2021年07月29日

ガン・キムヨン貿易産業相は7月28日、シンガポール北東部プンゴル地区で建設中のデジタル技術の実証実験区「プンゴル・デジタル・ディストリクト(PDD)」での実証実験や人材育成に参画する、内外の企業4社を発表した。米国ロボット会社ボストン・ダイナミクス、台湾電子工業(台湾デルタ電子)、中国ブロックチェーン会社の万向区連塊(ワンシャン)と、シンガポール本社のサイバーセキュリティー会社グループIB(Group-IB)の4社が、PDD内での実証実験や同地区内に設置される大学と連携して、デジタル専門人材の育成に取り組む。

PDDは、工業団地の政府開発機関JTCコーポレーションが開発中の、サイバーセキュリティーやスマートシティ、ロボティクス、電気自動車(EV)などデジタル技術に特化した、産官学連携の実証実験区(面積:50ヘクタール)だ。同実験区内にはシンガポール工科大学(SIT)の新しいキャンパスも設置され、必要なデジタル人材の育成にも取り組む計画だ。また、PDDの周辺は公団住宅区でもあることから、実際の住環境中で実証実験ができるメリットもある。

発表によると、ボストン・ダイナミクスが開発した犬型ロボット「スポット(Spot)」が、PDD内での実際の建設現場でのレーザー測量やリモート操作での検査用に実験的に用いられる。また、同社は、地場スタートアップのディコンストラクト・テクノロジーズ(dConstruct Technologies)と連携して、SITの学生がSpotを使った物流ソリューションなどを開発できるよう支援する。さらに、台湾デルタ電子が開発したコンテナ型の自動植物工場が設置されたほか、同社のスマートビルディングのソリューションもPDDに組み込まれる。台湾デルタ電子は、2022年までに同国南部カラン地区に統括拠点の設置を予定しており、PDD内にもサテライトオフィスを設置する。このほか、ワンシャンとグループIBは、PDD内に地域統括拠点を設置する予定で、ブロックチェーンやサイバーセキュリティーの人材育成にも協力する。

PDDは2024年までに第1期工事が完成する予定だ。同地区内には、サイバーセキュリティー庁(CSA)と政府テクノロジー庁(GovTech)の拠点のほか、情報セキュリティ専門家協会やクラウド・セキュリティー同盟シンガポール支部などサイバーセキュリティー関連の各種協会も拠点を設置する予定。

(本田智津絵)

(シンガポール)

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