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中国からの輸出、コンテナ運賃高騰が続く

(中国)

上海発

2021年07月30日

世界的なコンテナ不足などによりコンテナ運賃が高止まりし、各国の輸送コストを押し上げている。中国から北米向けの輸出に関しては、2020年7月以降、貨物量は前年同期比で大幅な伸びをみせ、コンテナ運賃も2021年1月にかけて高騰した(2021年4月9日記事参照)。3月に入ると、コンテナ運賃は若干の下落傾向を示したが、その後は再び高騰している(添付資料図参照)。

中国の交通運輸部の発表によると、中国の輸出コンテナ船市場は7月も引き続き好調だった。中国航運(水運)交易所(SSE)が発表した中国輸出コンテナ運賃指数(CCFI、1998年1月1日=1,000の受注価格ベース)によると、6月のCCFIは2483.60で、前月比13.9%上昇した。スポット市場を反映した上海輸出コンテナ総合指数(SCFI、2009年10月16日=1,000の決済価格ベース)も3,712.69と、11.1%上昇した。

北米向けについては、新型コロナウイルスの新規感染者数が鈍化傾向となったことで、米国経済は回復を続けており、輸送需要は高い水準にあるとした。ただ、港湾の作業効率は低いままで、コンテナの滞留など輸送能力の需給が逼迫しており、上海港の船舶の平均積載率は高止まり、輸送運賃は史上最高になっている。中国から米国西海岸、東海岸向けの6月の運賃指数は、それぞれ前月比13.3%上昇の1,691.25、14.2%上昇の2,047.96となった。

通常、下半期はハロウィン、感謝祭、クリスマスなどを控え、米国向けの出荷が伸びるシーズンで、こうした需要の高まりに伴い、輸送能力の不足はさらに深刻になる(「新浪財経」7月9日)。また、8月に入ると、海運会社は追加料金の調整をするが、さらに運賃が上昇する場合には、米国のショッピングシーズンにも影響を与える可能性があるとの見方も出ている(「跨境知道」7月19日)。

(高橋大輔)

(中国)

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