華為技術、武漢にICVの研究センターを設立

(中国)

武漢発

2021年07月02日

中国の武漢市政府は6月22日、自動車産業の一大集積地である武漢経済技術開発区に、華為技術(武漢)インテリジェント・コネクティッド・ビークル(以下、ICV)産業イノベーションセンターが開業したと発表した。

華為技術(武漢)ICV産業イノベーションセンターの李暁駿COOは「武漢にはスマート運転や高精度地図、センサー、地理空間情報などの分野で優れた技術基盤と産業システムがあり、ICVの開発に大きな優位性がある。華為技術は武漢のICV産業の発展に深く関わり、科学技術イノベーションや人材育成、産業エコシステムの形成に向けて積極的に活動していく」と述べた。

華為技術は今後、武漢経済技術開発区と共同でICVや自動運転技術の研究開発を行い、武漢市における国家ICV産業モデル区の建設や1兆元(約17兆円、1元=約17円)規模の自動車産業クラスターの形成につなげていくとしている。

武漢経済技術開発区は2025年までに新エネ車メーカー2~3社の進出を目指す

武漢経済技術開発区は、ICV産業を重要分野の1つに位置付け、自動運転システムや車載センサー、高精度地図をはじめとする、30件以上のICV関連プロジェクトを誘致し、東風悦享やAutoXなどの自動運転分野における有名企業も進出する。同開発区は、2025年までに2~3社の新エネルギー車メーカーを呼び込み、国家ICVモデル区の構築を目指す目標を掲げる。

(李成一)

(中国)

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