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不動産開発大手キャピタランド、42億円規模のイノベーション基金設置

(シンガポール)

シンガポール発

2021年06月17日

東南アジア最大の不動産開発会社キャピタランド(本社:シンガポール)のリー・チークーン最高経営責任者(CEO)は6月11日、5,000万シンガポール・ドル(約42億円、Sドル、1Sドル=約83円)のイノベーション基金を設置したと発表した。同基金は、キャピタランド社内でのイノベーションを促進し、同社グループで導入するハイテクや環境技術関連の実証実験などに用いられる。

同社は同日、持続可能な不動産関連の技術ソリューションを公募する「キャピタランド・サステナビリティXチャレンジ」(2020年12月4日記事参照)のオンライン上での決勝戦を開催した。同公募は、省エネ技術やリサイクルなど環境に優しく、持続可能な技術を募集するもので、日本を含む約25カ国から約270件の応募があった。同日の決勝戦では、シンガポールや米国、中国の6社が、自社の技術を紹介するピッチングを実施。この中から、米国イノビューズ(INOVUES)が、最も高度な持続可能な技術を持つ企業を表彰する「ハイ・インパクト賞」を受賞した。イノビューズは、ビルの建物の既存の窓の上に同社が製造した特殊加工の窓を重ねることで、外気温の遮断効果を向上し、最大4割の省エネ効果を実現する技術を持つ。また、シンガポールのクリマテック・コープ(Climatec Corp)が、「最高革新賞」を受賞した。クリマテックは、ビルの冷却塔で使用した水を、電力や化学品なしでリサイクルできる技術を提案した。

今回受賞した2社には、キャピタランドとの共同実証プロジェクトのため、それぞれ5万Sドルのプロジェクト資金が与えられる。また、両社の技術は、政府投資会社テマセク・ホールディングスが主催する環境関連技術の国際会議・展示会「エコスペリティ・ウィーク(2021年9月28~30日、注)」で紹介される予定だ。さらに、今回、決勝進出に至らなかったものの、次点に選ばれた企業の1つ、コンティニューム(本社:神奈川県)のエアコンの省エネ技術も、キャピタランドが保有する不動産物件で実験的に導入される見通し。

(注)テマセク主催のエコスペリティ・ウィークの詳細は、ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます参照。

(本田智津絵)

(シンガポール)

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