米石油ガス開発のインディペンデンス、コンタンゴと合併
(米国)
ヒューストン発
2021年06月10日
米国石油ガス開発会社インディペンデンス・エナジー(本社:テキサス州ヒューストン、以下、インディペンデンス)と米国独立系石油ガス開発会社コンタンゴ・オイル・アンド・ガス(本社:テキサス州フォートワース、以下、コンタンゴ)は6月8日、全株式を統合する合併に合意したことを発表した。
インディペンデンスの株主は合併後の会社の約76%を保有し、コンタンゴの株主は同約24%を保有する。合併後の株式時価総額は約48億ドル、企業価値は約57億ドルとなる。合併後は新しい社名で、ヒューストンに本社を置く予定だ。
新会社はテキサスとニューメキシコ、オクラホマ、コロラド、ワイオミングの各州で資産を保有することとなり、パーミアン盆地、イーグルフォード盆地、バーネット盆地、ミッド・コンチネント盆地、ロッキーズ盆地が含まれている。合併後の生産規模は、2022年に日量1億800万~1億1,400万バレル相当となることが見込まれる。
今回の合併により、2022年に約3億7,500万~4億ドルのキャッシュフローを生み出すとされている。
最近の類似の合併事例として、米国大手独立系天然ガス開発会社キャボット・オイル・アンド・ガス(本社:テキサス州ヒューストン)と米国独立系石油ガス開発会社シマレックス・エナジー(本社:コロラド州デンバー)が5月24日に全株式を統合し対等合併した事例(2021年5月25日記事参照)がある。
(沖本憲司)
(米国)
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