ジェトロ、「ビバ・テクノロジー2021」で海外スタートアップ発掘コンテストを初始動

(フランス、日本)

パリ発

2021年06月24日

欧州最大のオープンイノベーションの祭典「ビバ・テクノロジー2021」が6月16~19日にパリで開催された(2021年6月24日記事参照)が、ジェトロは「ビバ・テクノロジー2021」のプラットフォームを活用し、イベント会期に合わせて6月14日から、海外のスタートアップを対象にした初めてのスタートアップ発掘コンテスト「Japan Challenge for Society 5.0-Accelerate Innovation with Japan」の募集を開始外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。期間は7月31日まで(ジェトロの特設ページ「Japan Challenge for Society 5.0」参照)。

少子高齢化や労働力減少、自然災害などといった日本が抱える深刻な社会課題の解決には、革新的なアイデアや技術の活用が欠かせない。

コンテストは、課題先進国ともいえる日本が直面する深刻な社会課題として「環境配慮型社会への転換」「労働力減少への対応・生産性向上」「都市・地域のバランスの取れた成長」の3つのテーマを掲げ、これらを解決し得る革新的なソリューションを世界中のスタートアップから募集し、オープンイノベーションで解決することを趣旨としている。

「ビバ・テクノロジー」は、チャレンジ(解決すべき課題やテーマ)提示型で世界中のスタートアップを選抜する唯一といっても過言ではないオープンイノベーションに特化したイベントで、2016年の初開催からわずか数年で世界的祭典へと成長しており、欧州にとどまらず世界中から革新的スタートアップが集結する場として確立している。

今回のコンテストでは、45社程度の海外スタートアップを採択する予定。選ばれた海外スタートアップには、10月に開催予定のアジア最大級のテック見本市「CEATEC 2021 ONLINE」への出展資格と、日本の潜在パートナーや顧客候補とのビジネスマッチングの機会が提供される。ジェトロは「オープンイノベーション」を促進するため、日本企業と海外のスタートアップとの協業促進に今後も取り組んでいく。

画像 海外スタートアップ発掘コンテスト「Japan Challenge for Society 5.0」ロゴ

海外スタートアップ発掘コンテスト「Japan Challenge for Society 5.0」ロゴ

(遠藤朋美)

(フランス、日本)

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