オランダ、日本からの入国制限を解除

(オランダ、日本)

アムステルダム発

2021年06月14日

オランダ政府は、日本からの入国制限を6月10日から解除したことを政府ウェブサイトで発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。新型コロナウイルス対策関連で、EU理事会(閣僚理事会)が6月3日に入域制限措置の解除国に日本を追加した勧告(2021年6月4日記事参照)を受け、政府は日本を感染リスクの低い「安全国」に認定した。

オランダが日本を「安全国」に認定したことから、2月2日から再導入していた日本に対する入国制限(2021年2月1日記事参照)は解除され、渡航の目的などを問わずに入国審査を受けた上で入国が可能となった。また、これまで日本から入国する際に必要だったオランダ到着前72時間以内に受けたPCR検査の陰性証明は求められなくなり、入国後の10日間の自主隔離も不要となった。

6月10日現在、オランダが新型コロナウイルス感染リスクの低い「安全国」に指定している国・地域は以下のとおり。今後、感染状況などにより見直される。

【EUおよび欧州自由貿易連合(EFTA)加盟国以外の安全国】

オーストラリア、イスラエル、日本(6月10日以降)、ニュージーランド、ルワンダ、サンマリノ(6月10日以降)、シンガポール、韓国、タイ、バチカン市国(6月10日以降)、中国(香港、マカオを含む)

ただし、中国(香港、マカオを含む)は相互主義に基づく措置を取ることを条件とする。

【EU・EFTAの安全国・地域】

オーストリア(6月10日以降)、ブルガリア、チェコ(6月10日以降)、フィンランド、フランス(コルシカ島のみ)、ドイツ(6月10日以降)、ハンガリー、アイスランド、アイルランド、シチリアを含むイタリア(6月10日以降)、ギリシャ(北エーゲ地域とイオニア諸島地域のみ)、ルクセンブルク(6月10日以降)、マルタ、ノルウェー(オスロとアグデルを含む、6月10日以降)、ポルトガル(アゾレス諸島とマデイラ諸島を含む)、ポーランド(6月10日以降)、ルーマニア、スロバキア(6月10日以降)、スペイン(バレアレス諸島とカナリア諸島のみ)

(高橋由篤)

(オランダ、日本)

ビジネス短信 a65fb3055be58ab4