タミル・ナドゥ州、厳格なロックダウンを6月7日まで延長
(インド)
チェンナイ発
2021年06月03日
インド南部タミル・ナドゥ(TN)州は5月29日、現在講じられている厳格な活動制限を延長する通達を出した。同活動制限(2021年5月27日記事参照)は5月31日午前6時までとされていたが、6月7日午前6時まで延長された。主な変更点は以下のとおり。
- 食料品店は、当局の許可を受ければ、午前7時から午後6時までに限り、電話やオンライン注文による宅配サービスを提供可能(引き続き、店頭での販売は禁止)。
- 輸出関連工場は、勤務する従業員が通常の半数以下であれば操業可能(一部の感染拡大地域を除く)。
- 操業が許可されている工場は、従業員への速やかなワクチン接種が求められる。
5月12日から29日にかけて、TN州における1日当たりの新規感染者数は3万人を超えていたが、5月30日以降はそれを下回っている。また、5月28日以降、アクティブ患者数(注)は減少に転じている(6月1日時点)。
(注)感染者数から回復者数と死者数を除いた数。
(浜崎翔太)
(インド)
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