アルゼンチン、パラグアイ間の現地通貨建て貿易代金決済が可能に

(アルゼンチン、パラグアイ)

ブエノスアイレス発

2021年06月24日

アルゼンチンとパラグアイ間の貿易で6月22日から、現地通貨建て決済が可能になった。アルゼンチン中央銀行が発表した。詳細は中銀通達A7307PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)で規定している。

メルコスール加盟4カ国の中銀は、域内中小企業の貿易参加を促すことを目的に、現地通貨建て決済システム(SML)協定を締結している。SMLは、域内の事業者や個人が米ドルを介することなく、現地通貨建てによる貿易代金の決済や年金の送金を可能にする仕組みだ。利用者にとっては、為替変動リスクを回避できることや、市中銀行を介するよりも有利な為替レートになるのがメリットだ。決済は中銀を介して行われるため、SMLで適用される為替レートはインターバンクレートにより算出される。中銀が手数料を上乗せしないため、利用者にとっては有利な為替レートになる。

SMLでは原則として、財・サービスの自国通貨建て輸出代金の受け取り、取引相手国通貨建て輸入代金の支払い、年金の送金にも利用することができるが、協定により内容が異なる。新たにSMLが開始されるアルゼンチンとパラグアイとの間では原則に加えて、アルゼンチンからパラグアイ通貨のグアラニ建てで輸出する場合の代金決済、パラグアイからアルゼンチン通貨のペソ建てで輸入する場合の代金決済、財貿易と関係のないサービス代金の決済(金融サービスを除く)、家族送金なども対象となっている。

2008年9月にはアルゼンチンとブラジル両国の中銀がSML協定を締結した。これを皮切りに、アルゼンチンはウルグアイと、ブラジルはウルグアイ、パラグアイと、ウルグアイはアルゼンチン、ブラジル、パラグアイとそれぞれ協定を締結している。

(西澤裕介)

(アルゼンチン、パラグアイ)

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