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5月の自動車販売、ロックダウンの影響で振るわず

(インド)

ベンガルール発

2021年06月17日

インド自動車工業会(SIAM)は6月11日、2021年5月の自動車統計(出荷ベース)を発表した。インドでは、新型コロナウイルス感染拡大第2波により、4月以降、各州レベルでの活動規制やロックダウンが実施されている。カルナータカ州、タミル・ナドゥ州やテランガナ州など南部を中心に、6月に入ってからもロックダウンが継続されている州もあり、自動車販売にも大きな影響を与えている。5月は工場の一時閉鎖に踏み切る主要メーカーも多く、生産面での影響も大きかった。

SIAMの統計は前年同月比の実績となっているが、2020年5月についても、インド全国レベルでの完全ロックダウンが行われていた影響が大きかったため、2021年5月を前月比でみると、乗用車販売〔多目的車(UV)とバンを含む〕は、66.3%減の8万8,045台となった(添付資料表1参照)。うち、一般乗用車は70.6%減の4万1,536台、多目的車は58.5%減の4万5,158台と大きく減少した。

SIAMは販売統計に関して、「新型コロナウイルスの影響がなかった2019年5月の実績と比較すると、2021年5月の乗用車販売は61.2%減、二輪車は79.6%減、三輪車は97.6%減となった」と補足している。

乗用車販売をメーカー別でみると(添付資料表2参照)、主要メーカー12社のうち、フォルクスワーゲンを除き、全社が前月比2桁の減少となった。首位のマルチ・スズキは前月比75.8%減の3万2,903台、シェアは37.4%と過半を大きく割り込んだ、韓国の現代は、49.0%減の2万5,001台、起亜は31.4%減の1万1,050台だった。また、日系メーカーでは、ホンダが77.6%減の2,032台、日産が63.3%減の1,235台、トヨタが92.7%減の707台となった。1万台以上の販売台数を記録した車種は、スズキの「スウィフト」「ワゴンR」「セレリオ」など(計2万343台)と、現代の「オーラ」「i20」「i10」など(1万3台)のコンパクトモデルのみだった。

二輪車についても、前月比64.6%減の35万2,717台と大幅に減少した(添付資料表3参照)。主要部門のオートバイは55.8%減の29万5,257台、スクーターは83.3%減の5万294台(添付資料表1参照)だった。

乗用車、二輪車、三輪車を含む全体の自動車販売総数は、前月比65.2%減の44万2,013台だった(添付資料表1参照、商用車の単月販売データは未公表)。なお、2021年4~5月の実績を前年同期と比較すると、前年の全土ロックダウン実施による大幅な販売減のベース効果で、いずれの部門も大幅な増加になっている。

(鈴木隆史)

(インド)

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