6月15日から国際航空路線を大幅に再開
(モロッコ)
ラバト発
2021年06月10日
モロッコ政府は6月6日、国際航空路線を6月15日から再開すると発表した。これまで54カ国からの入国禁止措置(2021年5月10日記事参照)を取っており、日本との往来も一部の中東路線経由でのみ可能となっていたが、6月15日から欧州路線での移動も可能となる。
外務・アフリカ協力・在外モロッコ人省の発表によると、今後の同国入国における水際対策は以下のとおり。
- 各国・地域を疫学的状況に基づき、リストA(注1)、リストB(注2)に分ける。
- リストAの国・地域からは、入国前の48時間以内に受けたPCR検査の陰性証明書を有していることで入国が可能となる。ワクチン接種者も、PCR検査の陰性証明書が必要。
- リストBの国・地域からは、渡航前に例外的な許可を取得し、入国前の48時間以内に受けたPCR検査の陰性証明書を提示した上で、入国後10日間の隔離を受けなければならない。
- リストは必要に応じて少なくとも月に2回更新される。
(注1)リストA:リストBの国・地域以外の国連加盟国・地域
(注2)リストB:アフガニスタン、アラブ首長国連邦、アルジェリア、アルゼンチン、アンゴラ、イエメン、イラク、イラン、インド、インドネシア、ウガンダ、ウクライナ、ウルグアイ、エスワティニ、オマーン、カーボベルデ、カザフスタン、カタール、カメルーン、カンボジア、北朝鮮、キューバ、グアテマラ、クウェート、ケニア、コロンビア、コンゴ、コンゴ民主共和国、ザンビア、シエラレオネ、ジャマイカ、シリア、ジンバブエ、スーダン、スリランカ、セーシェル、ソマリア、タイ、タンザニア、チャド、中央アフリカ、チリ、トーゴ、ナミビア、ニカラグア、ニジェール、ネパール、バーレーン、ハイチ、パキスタン、パナマ、パラグアイ、バングラデシュ、ブラジル、ベトナム、ベナン、ベネズエラ、ペルー、ボツワナ、ボリビア、ホンジュラス、マダガスカル、マラウイ、マリ、マレーシア、南アフリカ共和国、南スーダン、メキシコ、モーリシャス、モルディブ、ラトビア、リトアニア、リベリア、レソト
(石橋洋一郎)
(モロッコ)
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