ハイデラバードが州都のテランガナ州、3度目のロックダウン延長、規制は緩和へ

(インド)

ベンガルール発

2021年06月10日

ハイデラバードを州都とするインド南部テランガナ州政府は6月8日、州内の新型コロナウイルス感染封じ込めを目的として実施中のロックダウンを6月19日まで延長する通達PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を発出した。5月12日から始まった今回のロックダウンは、5月19日と30日の延長発表に続き、3度目の延長となる(2021年5月31日記事参照)。

テランガナ州の1日当たり新規感染者数は、ロックダウン開始日の5月12日時点の4,723人から、6月8日時点では1,897人と減少傾向にある。州政府は行動規制を段階的に緩和し、6月10日以降、日中のロックダウンは行われない(毎日午後6時~翌日午前6時にロックダウン実施)。全ての店舗やオフィスなどは午後5時までに閉めなければならず、午後6時までの1時間は市民が帰宅するための猶予時間としている。

一部の地方都市では、感染状況は改善していない。同州東部に隣接するアンドラ・プラデシュ州との州境に近いエリアなど7カ所の地方都市では、今回発表のロックダウン時間短縮は適用されず、午後2時~午前6時までのロックダウンが継続される。

(鈴木隆史)

(インド)

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