ハイデラバードが州都のテランガナ州、ロックダウンを6月9日まで再延長
(インド)
ベンガルール発
2021年05月31日
ハイデラバードを州都とするインド南部テランガナ州政府は5月30日、州内の新型コロナウイルス感染封じ込めを目的として、実施中のロックダウンを6月9日まで延長する通達を発出した。5月12日に始まった今回のロックダウンだが、19日発表の延長に続き、2度目の延長となる(2021年5月21日記事参照)。
今回の行動規制はこれまでよりも緩和した内容となり、5月31日以降のロックダウンは毎日午後2時~翌日午前6時の時間帯に実施し、午前6時~午後2時の行動規制は行わない。しかし、全ての店舗やオフィスなどは午後1時までに閉めなければならず、午後2時までの1時間は市民が帰宅するための猶予時間としている。
テランガナ州の新型コロナウイルスの1日当たり感染者数は、ロックダウン開始日の5月12日時点の4,723人から、5月30日時点で1,801人と減少傾向にはある。しかし、3月中旬から始まった感染第2波以前のレベル(1日100~200人程度)までは戻っていない。州政府としては、行動規制を緩和しながらも州全土のロックダウンを継続することで、感染拡大第2波の完全収束を実現したい考えだ。
(鈴木隆史)
(インド)
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