韓国銀行、米FRBとの為替スワップ契約期間を12月31日まで延長

(韓国、米国)

ソウル発

2021年06月21日

韓国銀行(中央銀行)は6月17日、米国連邦準備制度理事会(FRB)との600億ドル規模の2国間為替スワップ契約満了日を、現行の2021年9月30日から同年12月31日に延長したと発表した(注)。

今回の契約期間延長について同行は、韓国の外国為替市場および金融市場の安定の維持に寄与すると判断し、また、必要な場合には通貨スワップを直ちに活用する計画だと述べた。

同行は、2020年3月19日の契約締結以降、6回にわたり計198億7,200万ドルを調達してきたが、為替変動性が縮小し、韓国の外貨流動性が改善されたため、2020年7月30日までにドル調達資金を全額FRBに返済し、現在、供給残高はない。

(注)韓国銀行は2020年12月17日、当該契約を2021年9月30日まで延長していた(2020年12月22日記事参照)。

(当間正明)

(韓国、米国)

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