J&J製の新型コロナワクチンを緊急承認、国内で5種類目
(チリ)
サンティアゴ発
2021年06月11日
チリ公衆保健院(ISP)は6月10日、ヤンセンファーマ(ジョンソン・エンド・ジョンソン子会社)が開発した新型コロナワクチンの国内緊急使用を承認した。国内のワクチン承認は、米国ファイザー製、中国シノバック製、英国アストラゼネカ製、中国カンシノ製に次ぐ5種類目。同ワクチンは、既に米国、英国、欧州、ブラジル、コロンビア、メキシコなどでも承認されている。1度の接種で効力が発揮されるといわれており、対象年齢は18歳以上。ISPの発表によると、ワクチンの国際的な共同購入の枠組み「COVAXファシリティー」経由で、まもなくチリに到着する予定になっている。
6月8日時点の保健省データによると、これまでチリで接種された計1,982万9,017回分のワクチンのうち、1,565万5,369回分(79.0%)がシノバック製、364万1,338回分(18.4%)がファイザー製、36万6,548回分(1.8%)がアストラゼネカ製、16万5,762回分(0.8%)がカンシノ製となっている。人口の43.7%に当たる866万9,868人が2回目のワクチン接種を完了している。
(岡戸美澪)
(チリ)
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