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ワクチン接種などを示す「コロナ証明書」、6月末の運用開始を目指す

(スイス)

ジュネーブ発

2021年05月10日

スイス連邦保健局(FOPH)は5月7日、新型コロナウイルスワクチンを接種済みであること、検査結果が陰性であること、罹患(りかん)から回復したことを証明し、統一的で真正性があり、かつ国際的な互換性を持つ「コロナ証明書(COVID証明書)」を、6月末から運用を開始する予定だと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。同証明書については、既に開発段階にあり、52の提案から2案に絞ることが連邦参事会(内閣)より4月22日に発表されていた(2021年4月26日記事参照)。

EUの「デジタル・グリーン証明書」(2021年4月23日記事参照)と互換性を持ち、安全性も高く、簡素な技術が使われていること、そしてオープンソースコードが使われていることが決め手となり、連邦通信技術局(FOITT)が開発するシステムが採用された。現在、開発の最終段階にあり、技術仕様の詳細は今後発表される。使用するシステムが決定したことに伴い、「COVID証明書」の開発担当は今後、FOPHが所属する連邦内務省からFOITTが所属する連邦財務省に移管される。「COVID証明書」の記載項目に関しては引き続きFOPHが担当するが、FOITTがシステムの実装を担う。

スイス医療協会(FMH)と薬局業界団体ファーマスイスをはじめ、証明書の発行者となることが予定される機関や、証明書の管理・検証機関、データ保護やセキュリティの専門家など、証明書の発行・管理・運用に携わる関係機関が今後、開発テストに参加する。

「COVID証明書」は、操作が簡単で、スマートフォン(電子媒体)と紙媒体で提供されることや個人データ保護とセキュリティを確保するためにデータは1カ所に集約されないこと、そして、EUのデジタル・グリーン証明書と互換性を持つことが求められる。連邦政府はまた、世界保健機関(WHO)による国際的なワクチン証明書(スマートワクチン証明)の開発にも協力している。

(和田恭)

(スイス)

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