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第1四半期の輸出、前年同期比17.2%増

(トルコ)

イスタンブール発

2021年05月13日

トルコ統計機構(TUIK)の発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(4月30日付、暫定値)によると、2021年第1四半期(1~3月)の輸出は前年同期比17.2%増の499億8,603万ドル、輸入は9.6%増の610億2,948万ドルで、貿易赤字は15.2%減の110億4,345万ドルとなった。3月単月では、輸出が前年同月比42.2%増(189億8,395万ドル)、輸入が25.6%増(236億3,676万ドル)で、輸出入ともに大きく伸びた。

第1四半期の輸出を品目別にみると、貴金属類が前年同期比50.5%増で最大の寄与となった。次いで寄与したのは、主要品目の一般機械(17.0%増)、鉄鋼(28.5%増)、電気機器(24.3%増)だった。全体の約7割をEU向けが占める自動車・同部品も8.9%増と好調だった。ニット衣類(12.4%増)、非ニット衣類(5.6%)もプラスの伸び率だった(添付資料表1参照)。通貨トルコ・リラの主要通貨に対する減価などが欧米向けを中心とした輸出産業に好影響をもたらしたと考えられる。

輸出を国・地域別にみると、全体の42.4%を占めるEU向けが前年同期比18.1%増と、前年の減少傾向からプラスに転じた。特にEUの上位4カ国(ドイツ、イタリア、フランス、スペイン)、米国、英国は2桁増と好調だった。欧州以外では、中東などの周辺国向けが好調で、特にアラブ首長国連邦(UAE)は約2.3倍と大きく伸び、最大の寄与度となった(添付資料表2参照)。

輸入を品目別にみると、最大の輸入品目の鉱物性燃料が3月単月で前年同月比20.8%増となったが、第1四半期の3カ月間では前年同期比12.9%減だった。貴金属類は、2019年下半期から金需要の高まりを受けてプラス成長が続いていたが、2021年第1四半期には前年同期比33.2%減と大きく減少し、最大のマイナス寄与となった。他方、輸出が好調だった鉄鋼、一般機械、電気機器といった主要品目は、輸入でも2桁増と伸びた。自動車・同部品も、国内販売が好調だったこともあり、40.2%増と伸びた(添付資料表3参照)。

輸入の国・地域別では、中国からが前年同期比44.3%増と急増、ロシアも17.4%増と好調だった。EUも、フランス、ドイツ、イタリア、スペインを中心に主要国は軒並み2桁増で、全体では20.1%増となった。他方、米国はリラ安などの影響もあり、29.8%減だった。スイスも主力となる金の需要の縮小により24.0%減となった。韓国、英国、インドも伸び悩んだ(添付資料表4参照)。

一部の先進国では、新型コロナウイルスのワクチン接種が始まったことで、経済活動正常化の傾向が見られたこともあり、トルコの2021年第1四半期の輸出産業は好調だった。他方、主要セクター全体で、輸送費を含めた原料調達コストが急騰していることから、生産コストの上昇が懸念されている。

(中島敏博)

(トルコ)

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