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4月の自動車販売、新型コロナ感染再拡大の影響受け減少

(インド)

ベンガルール発

2021年05月18日

インド自動車工業会(SIAM)は5月12日、4月の自動車統計(出荷ベース)を発表した。新型コロナウイルス対策としてインド全土で行われたロックダウンの影響により、2020年4月は国内販売がほとんどなかったことから、前年同月実績の比較はできないが、前月比では、乗用車販売〔多目的車(UV)とバンを含む〕は10.1%減の26万1,633台となった(添付資料表1参照)。うち、一般乗用車は同10.1%減の14万1,194台、多目的車は同11.0%減の10万8,871台と2桁の減少だった。

乗用車販売をメーカー別でみると(添付資料表2参照)、主要メーカー12社のうち、前月比プラスとなったのは、マヒンドラ&マヒンドラ(1万8,285台、9.5%増)、ホンダ(9,072台、27.7%増)の2社のみ、首位のマルチ・スズキは7.1%減の13万5,879台で、市場シェア51.9%と過半は維持した。韓国の現代は、6.8%減の4万9,002台、起亜は15.6%減の1万6,111台だった。日系メーカーでは、トヨタが35.8%減の9,621台、日産が16.0%減の3,369台となった。車種別で上位の販売台数を記録したのは、スズキの「スウィフト」「ワゴンR」「セレリオ」などコンパクトモデルが7万2,318台、「アルト」などミニモデルが2万5,041台、現代の「オーラ」「i20」「i10」などのコンパクトモデルが2万2,572台だった。

二輪車は、前月比33.5%減の99万5,097台と大幅に減少した(添付資料表3参照)。主要部門のオートバイは同32.8%減の66万7,841台、スクーターは同34.4%減の30万462台(添付資料表1参照)だった。

乗用車、二輪車、三輪車を含む全体の自動車販売総数は前月比30.2%減の127万458台だった(添付資料表1参照、商用車の単月販売データは未公表)。

SIAMは今回の統計に関して「予想どおりではあるが、4月から始まったコロナ感染拡大の第2波が自動車販売に大きな影響を与えている。国内の多くの地域でロックダウンが実施される中、引き続きサプライチェーンに課題があり、消費者心理の冷え込みと販売店の閉鎖は需要にも大きな影響を与えている」とコメントした。また「自動車業界として、政府・関係機関と協力しながら、医療用酸素など必要資材の供給や医療活動支援に引き続き取り組む」とした。5月に入り、各州レベルのロックダウンや活動規制が相次いでいる中、工場の一時閉鎖に踏み切る主要メーカーも多く、今後の趨勢(すうせい)が懸念される。

(鈴木隆史)

(インド)

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