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ジェトロ、日本産和牛イベントをベルギーとルクセンブルクで開催

(ベルギー、ルクセンブルク)

ブリュッセル発

2021年04月12日

ジェトロは、ベルギーで3月11日と16日、17日の3日間、ルクセンブルクで3月25日に、日本産牛肉の輸出促進イベントを開催した。日本産牛肉のEU向け輸出は、2019年2月1日に発効した日EU経済連携協定(EPA)などを契機に拡大傾向にあったものの、新型コロナウイルス感染拡大が逆風となっている。ベルギーをはじめEU域内の多くの国で感染拡大防止のため外食産業の営業停止措置が取られたことで、供給先の大半が高級レストランを中心とした外食産業の日本産牛肉の需要は急激に停滞した。今回のイベントでは、ベルギーとルクセンブルクでの日本産牛肉取扱量のより効果的な拡大を目指し、招待者を限定し、特に日本産和牛の潜在的顧客と想定されるミシュラン星付きシェフなど高級レストランを経営するトップシェフや食品大手卸などの外食産業関係者に絞り込んだ。

イベントでは、日本産牛肉や日本産食材に精通するミシュラン2つ星シェフ、ダビッド・マルタン氏(ベルギー)とシリル・モラール氏(ルクセンブルク)がそれぞれ現地の消費者にも合うレシピを考案、料理のデモンストレーションやレクチャーを通じ、日本産と現地産の牛肉の取り扱いや料理方法の違い、日本産牛肉の味の特徴などを説明した。欧州のシェフの多くは日本産牛肉を使い慣れておらず、中長期的な需要創出と拡大のためには正確な知識の普及が重要となる。マルタン氏は、比較的安価なセカンダリーカット(高級部位以外の部位)を使って食材に慣れ親しみ、日本産牛肉の特徴をつかむことが重要だと強調した。

外食産業の営業再開後の積極的な売り込みに商機

ベルギーとルクセンブルクでは、規制強化によって飲食店の営業停止(テークアウトのみ可能)が2020年3月から断続的に通算半年以上にも及んでいる。長引く「内食」で多くの消費者も飲食店の再開を待ち望んでおり、今後の規制緩和と外食産業の営業再開を見越して、今回のようなイベントの継続的な実施を希望するコメントが参加者から寄せられた。

欧州委員会の発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、EU市場の牛枝肉卸売価格は新型コロナウイルスによる規制強化が始まった2020年3月以降急激に下落し、同年5月には前年同月比で約6%安となったものの、規制が一時緩和された後の同年7~8月には前年とほぼ同水準まで回復した。今後想定される規制緩和による飲食店の営業再開のタイミングで積極的な売り込みを図ることで、日本産牛肉の輸出拡大の商機にもつながる可能性がある。

写真 イベントで提供された日本産牛肉のタルタル(ダビッド・マルタン氏作)(ジェトロ撮影)

イベントで提供された日本産牛肉のタルタル(ダビッド・マルタン氏作)(ジェトロ撮影)

写真 バニラと酸味が効いた出汁をかけた日本産牛肉のカルパッチョ(シリル・モラール氏作)(ジェトロ撮影)

バニラと酸味が効いた出汁をかけた日本産牛肉のカルパッチョ(シリル・モラール氏作)(ジェトロ撮影)

(鈴木由美子)

(ベルギー、ルクセンブルク)

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