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上海モーターショー、電動化、SUV、小型EVが人気

(中国)

上海発

2021年04月30日

第19回上海国際汽車工業展覧会(上海モーターショー)が4月19~28日に、上海市郊外の国家会展中心で開かれた。展示面積(36万平方メートル)と出展企業数(約1,000社)は前回(2019年)と同規模だが、来場者数は前回の99万3,000人から約81万に減少した(2021年4月28日記事参照)。

今回の上海モーターショーでは、中国市場で進む自動車の電動化に対応すべく、各社が電気自動車(EV)などの電動車を積極的にアピールした一方、ガソリン車やハイブリッド車(HV)にも引き続き力を入れる姿勢がみられた。そのほか、スポーツ用多目的車(SUV)など比較的大型の車両が人気を集める一方、中国の自動車メーカーの中には小型EVを積極的にアピールするブースもあった。

近年、中国ではデザイン性と実用性を兼ね備えたSUVの人気が高まっており、2020年の販売台数は946万台と、セダンの928万台を初めて上回った。会場にはSUVを積極的に展示しているブースが多かった。

一方で、小型EVも人気を集めている。2020年の新エネルギー車の販売台数をみると、車種別ではテスラのモデル3の13万7,459台がトップだったが、小型EVの上汽通用五菱の宏光MINIが11万2,758台で2位、長城汽車の欧拉R1が4万6,774台で3位にランクインした。上汽通用五菱、長城汽車のブースでは小型EVのかわいらしさを強調した展示がなされ、家族連れや若者の関心を集めた。

外資系ブランドでは、トヨタ自動車が全方位での電動化をテーマに、新型EVを発表したほか、多くのHV車両を展示していた。フォルクスワーゲン(中国)のブースでは、新型EVのID.6シリーズの2車種を含め6車種を初公開したが、ID.6以外の4モデルはガソリン車だった。同社のステファン・ウォレンシュタインCEO(最高経営責任者)は上海モーターショーの発表会で、「フォルクスワーゲンブランドは将来的に電動化と全面的にリンクしたものとなる。今後10年間で、新エネ車市場は中国で急速に発展するものの、ガソリン車やハイブリッド車も引き続きユーザーに支持されるだろう」と述べた。

また、米国の自動車メーカーではゼネラルモーターズ(GM)、フォード、テスラや、二輪のハーレーダビッドソンなどが出展し、ブースには多くの人が詰めかけた。

写真 長城汽車のブース風景(欧拉R1)(ジェトロ撮影)

長城汽車のブース風景(欧拉R1)(ジェトロ撮影)

写真 トヨタ自動車のブース風景(ジェトロ撮影)

トヨタ自動車のブース風景(ジェトロ撮影)

写真 テスラのブース風景(ジェトロ撮影)

テスラのブース風景(ジェトロ撮影)

(高橋大輔)

(中国)

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