「中国(広州)国際美博会」にジェトロがジャパン・パビリオン初出展

(中国、日本)

広州発

2021年04月06日

広州交易会展館で3月10~12日、「第56回中国(広州)国際美博会」が開催された。同展示会は中国最大規模の美容品関連の総合見本市で、4,000社以上が出展。3日間で延べ46万人が来場し、連日盛況だった。

今回、ジェトロは初めてジャパン・パビリオンを設置。3日間で3,238件の商談が行われ、成約額(見込みを含む)は約9億円となった。

写真 「第56回中国(広州)国際美博会」ジャパン・パビリオンの様子(ジェトロ撮影)

「第56回中国(広州)国際美博会」ジャパン・パビリオンの様子(ジェトロ撮影)

ジャパン・パビリオンには28社が出展、ライブコマースも導入

ジャパン・パビリオンには、化粧品やスキンケア用品、サプリメント、美容機器、美容関連の衣料品などを扱う日系企業28社が参加。桜や日本酒、昆布、シルクなどから成分を抽出して作ったオリジナルの化粧品・ヘアケア用品や、肌に優しいオーガニック化粧品など特徴ある商品を出品。このほか、体の内側からきれいになるためのサプリメントや、日本伝統の靴の技術を生かした美容用靴下なども出展された。

展示会期間中、有力インフルエンサー〔キーオピニオンリーダー(KOL)〕が「淘宝(タオバオ)」(注)上でライブコマースを活用しつつ、出展商品の特徴や魅力を消費者に発信し、2日間で約30万人が視聴した。

写真 インフルエンサーによるライブコマースの様子(ジェトロ撮影)

インフルエンサーによるライブコマースの様子(ジェトロ撮影)

(注)中国のアリババグループが2003年に設立したオンラインショッピングモール。

(郭冬梅)

(中国、日本)

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