百度(バイドゥ)、成都市でコネクテッドカー事業拡大

(中国)

成都発

2021年04月21日

中国・成都市で4月8日に開催された第10回TIAA(車載情報サービス産業応用連盟、注)大会・2021年自動運転商業応用大会で、中国検索エンジン最大手の百度(バイドゥ)は第5世代移動通信システム(5G)を活用したスマートシティー・スマートドライブプロジェクトを成都市で推進すると表明した。

これは四川省で初のスマートドライブプロジェクトとして、総投資額は6億元(約99億6,000万円、1元=約16.6円)。バイドゥは成都高新技術産業開発区(以下、成都高新区)内にコネクテッドカーモデル区を設置、30キロの道路をスマート化させ、自動運転車の技術研究開発や商業利用に向けた走行テストを実施することを明らかにした。

現地メディアの報道によると、同プロジェクト完成後、バイドゥは成都市民に無人運転のバスや乗用車を含めた自動運転サービスを提供し、自社の高度な技術を生かし、無人技術分野でさまざまなソリューションを創出し、成都市でスマートドライブ向けの産業を構築するとしている。

成都高新区としては、スマートシティー、スマートドライブといった分野でバイドゥとの連携を期待している。同区では2025年までに車と道路がコラボレーションできる環境を整えるとともに、データ処理技術を向上させ、コネクテッドカーの研究開発推進体制を構築するなどの目標を掲げ、スマートドライブの技術向上と産業チェーンの構築を強化していく方針を示している。

四川省政府が2020年5月15日に発表した「コネクテッドカー産業発展にかかる通知」(川経信汽車〔2020〕91号)では、コネクテッドカー産業でスマート化した道路の建設やインターネット通信技術、人工知能(AI)技術と融合した道路の整備が不可欠だと示しており、こうした政策を背景に、四川省または成都市内に技術を持つハイテク企業には事業拡大の動きが見られる。

(注)TIAA(車載情報サービス産業応用連盟)は交通、自動車、農業機械、工業機械などの分野のデジタル化やコネクテッド化、インテリジェント化の実現を目指し、技術研究、コンサルティング、国際交流などを行う団体。

(王植一)

(中国)

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