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米加州知事リコール選挙実施がほぼ確実に、手続きは次のステップへ

(米国)

サンフランシスコ発

2021年04月30日

米国カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事(民主党)解職の是非と後任知事を決める住民投票(リコール選挙)の実施がほぼ確実となった。

シャーリー・N・ウェバー州務長官は4月26日、各郡選挙管理局から報告された有効署名数がリコール選挙実施に必要な件数を超えたため、選挙実施に向けた次の手続きを開始することを発表した。報告された有効署名数は162万6,042件に上り、リコール選挙実施に必要な149万5,709件を約13万件上回った(注)。ニューサム知事解職を求めて署名運動を展開してきた団体リコール・ギャビン2020は3月、無効署名が出ることを予想して、最終的に211万件以上の署名を集めて提出している(2021年3月22日記事参照)。

リコール選挙実施のための次のステップとして、有権者が署名を撤回することができる期間(30営業日)が設けられる。ウェバー州務長官は声明で、「相当な数の署名が撤回されない限り、リコール選挙は実施される」と述べた。署名を撤回したい有権者は、6月8日までに有権者登録している郡へ書面で申し出る必要がある。撤回された署名がある場合、各郡選挙管理局は撤回期限から10営業日以内に州務長官に報告し、州務長官は撤回分を差し引いた後の有効署名数がリコール選挙実施に必要な数をまだ満たしているかを判断する。

撤回期間後も有効署名数が必要数に達していた場合、州関係機関がリコール選挙に関わる予算を見積もり(最大30営業日)、議会合同予算委員会がそれを審査する(最大30日)。その後、州務長官がリコール選挙実施条件を満たす数の有効署名が提出されたことを認証すると、州副知事は60~80日以内にリコール選挙の実施日を発表する流れとなっている。

元オリンピック金メダリストで現在はリアリティ・ショーなどに出演するケイトリン・ジェンナー氏は4月23日、リコール選挙が実施された場合の後任州知事に立候補を表明した。これまでに、ケビン・ファルコナー・サンディエゴ前市長(共和党)やダグ・オセ元下院議員(共和党)など、政治経験者がリコール選挙への立候補を発表しているが、政治経験のないセレブリティの立候補はジェンナー氏が初となる。

(注)有効署名数の集計自体は、各郡の選挙管理局により最終確認期限の4月29日まで実施。

(田中三保子)

(米国)

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